いきなり筋肉を伸ばすのは危険

体を柔らかくしたいと思ったり疲れを取るためにストレッチをする人も少なくないと思います。
ダンサーさんやパフォーマーの方は体がある程度柔らかいとパフォーマンス力も上がるので運動の前や運動の後のストレッチは欠かせないですよね!
この身近なストレッチですがやり方を間違えると体を壊してしまう方向へと向かってしまうので注意が必要です。
まずやり方の結論から言うとストレッチは
筋肉を伸ばすのではなく皮膚を動かす
筋肉を動かそうとしてもその上にある皮膚が硬くて動かせなかったら筋肉は動いてくれません。
皮膚は表皮と真皮に分かれていて表皮にも何層にも分かれています。
この皮膚を柔らかくすることで筋肉が伸びやすい状況を作ります。
筋肉は無理やりすると反発してくる

時間がなかったりするとストレッチを力いっぱいしてしまうことあります。
他にも人に体を押してもらいながらストレッチをする際に思いっきり押してしまうときに起こりやすいのが筋肉の炎症と皮膚の炎症
ストレッチを無理やりした時に感じる皮膚のヒリヒリ感を感じたことはないですか?
あれは皮膚の伸縮が限界を超えてしまって傷ついている状態です。
そして筋肉も炎症を起こしてしまいしばらくは伸ばすと痛みを感じます。
筋肉は力を入れると縮む習性がある
拳を握ればわかるのですが腕の筋肉が縮んで膨らみます。
力を入れながらストレッチをすると言うことは縮んだままの筋肉を無理やり伸ばそうとしているので筋肉の伸縮の働きが逆になり炎症を起こすのです。
人にストレッチをしてもらうときは注意が必要です。
同様に人のストレッチを手伝ってあげる際にも注意が必要です。
しっかりと力が抜けていることを確認して体をゆっくりと伸ばしていきましょう。
|
無理をしないストレッチをするには

無理をしないストレッチをするには体や脳に対してストレスを与えないことを目的としてストレちを行います。
ストレッチはヨガでも取り入れられるほど心と直結しています。
体に力が入っていたら心も力が入ってしまいリラックスができない状況へとなってしまいます。
脳に負担を感じさせないようにストレッチをするには
とにかく
気持ちいいを繰り返すこと
体が伸びていて気持ちいい感覚になると体は力が抜けてさらに体にストレッチが効いてきます。
マインドから行う方法は
「気持ちいい」を口から言葉にします。
この言葉は自分の口から出て自分の耳に入ります。
自分に耳に入ったものは脳がさらに言葉を認識するようになりリラックス効果をもたらしてくれます。
ストレッチで筋が痛くなってしまったらやること

ゆっくりリラックスしていてもストレッチで体を痛めてしまうこともあります。
長時間行ってしまったり力が入って筋肉繊維が切れてしまったり。
基本的には一つのポージングは20秒以上はしないように努めます。
20秒以上同じ体勢でいると体はその形のまま固まろうとしてきます。
筋が伸びたまま固まってしまうと運動能力が下がると言われています。
特に瞬発力を使う運動の前にはしないほうがいいと言われているので注意が必要です。
一度筋肉を痛めると数日は伸ばせません。
そんな時の対処法として有効なのは
伸びて傷ついた筋肉の「周りの筋肉」をほぐしたり動かしたりすることです。
例えば「開脚を開くようになりたい」と考えてくる日もくる日も開脚ばっかり行っていると開脚に使わない周りの筋肉は固まっていきます。
そうなると一つのストレッチしかできなくなります。
一つを極める心意気はすごくいいんですが、ストレッチに関しては一つの筋肉だけを伸ばしても体は柔らかくならないということです。
ストレッチ体全体を伸ばすようにしていきましょう。
まとめ

体を柔らかくするにはたくさんの情報と経験が必要です。
しかもストレッチはまだまだ開発段階のものが多くこれが正しい!!!!というものはありません。
ストレッチの歴史も50年も経っていないのでかなり新しいんです。
今あるストレッチ方法を色々試しながら自分にあった方法を探し見つけることが最も確実で効率のいいストレッチ方法です。
開脚をする際に股関節ばかり伸ばす人がいますが股関節を伸ばしても痛めるだけなので周りの筋肉や皮膚を伸ばすようにしてみて下さい。
ストレッチで効果を発揮するやり方のもう一つは
長期スケジュールを組むことです。
焦ってはいけません。
短時間で行うことを考えていると無理やりしてしまう可能性が高くなります。
自分の脳と体にストレスを与えないようにしてみて下さい。
|
コメント