必死になれば何が手に入るのか

今までに必死になったことは何回ありますか?
そもそも必死とはどんな状態をいうのか
必死とは
死ぬ覚悟で行う様
死に物狂いで行う様
と、こう書かれるとなかなか必死になる場面というのは遭遇しないかもしれない。
泳げない男が世界最大の水のサーカスに出演できたわけ

僕は泳げない
泳げないというか子ども頃に泳いでいた記憶があまりないのだ。
小学生の頃のプールの時間はただ遊んでいただけだし
中学生のプールの時間は特に遊んでいただけだし
高校生のプールの時間は水道代が高いという理由でプールなかったし
プールの監視員のバイトをしていた時は泳がずプールを歩いて徘徊していたし
という具合で僕泳げます!!
と言った記憶が1mmもないのだ。
そんな僕が水深10m以上あるプールのショーに出演でいたのは他でもない
必死にチャレンジしたからだ。
必死にやって勝ち取ったと言ってしまうと聞こえはいいかもしれないが
もうテストの時は泥試合もいいところでした(笑)
サーカスショーのスイムテストの乗り越え方
テストの内容は至ってシンプル
・25mほどの距離を10往復
・10分間泳ぎ続ける
ね!単純で簡単でしょ?
な訳あるかい!(笑)
このメニューを聞いた時は
絶望でした(笑)
僕は泳げても25m、1秒も浮いたことのない男。
そんな男がやったらクリアできるのか・・・。

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必死になるにはシュミレーションが大切

必死になるとは文字通り死ぬ覚悟で行うことですが気をつけなくてはいけないことがある。
それは
冷静になること
がむしゃらにすることも大切
しかしがむしゃらだけではどうにもこうにもできないんです。
特に水の中ですからね。
パニックには絶対になってはいけないのです。
そしてここでもう一つ重要なことがあるのです。
それはこのサーカスは世界各国の方々が来ているということ。
テストを受ける日本人は僕一人。
もちろん日本語は通じない。
オーストラリア、スペイン、ブラジル、ポルトガル、ロシアのメンバーにドイツ人コーチ
日本人一人
英語もままならない僕が助けを求められない。
そもそも助けなんて求めてしまったら強制帰国させられると思ったので
絶対に助けは求めない!!
と心に誓っていました。

※実際はできなかったとしても練習期間を設けてくれて何度でもテストは受けさせてくれます。
そういうカンパニーだということをその時は知らなかったので
もう気持ちは一つ
なんとしてでもやってやる!!でした。
必死で取り組むには冷静さが必要

練習もできないまま本番でしたので前日にYouTubeで「泳ぎ方と水の中での体の浮かし方」をみてシュミレーションしました(笑)
ここで初めて体が浮く原理を理解し翌日に文字通り死ぬ気で挑みました。
結果
合格
コーチもびっくりしていて駆け寄ってくれました。
「おい!あつし!できたじゃん!練習したのか!?」
いや、練習する時間も場所もないからそんなわけもなくただ必死に挑んだだけでした。
僕は一言
「NOOOOOOO!!!!(やってないよ!!!!!!)」
ドイツ人コーチは笑っていました。

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まとめ「必死になって手に入るもの」

必死になったらできることもあればできないこともある
しかし必死にやってみないと物事はわからないものだ。
そして必死になることを経験したかしていないかで変わるものがある。
絶対にやり遂げる意志の強さがあがる。
あの時の必死さに比べたらイージーゲームだな。
と思う終えるとさらに冷静に対処できるようになります。
手に入るのは
心の余裕
人間は忘れる生き物だからせっかく作って心の余裕もいずれなくなっていくのかもしれない。
そんな時はまた必死にならないといけない環境下に自分を置いてみるのもいいかもしれません。
経験が自分を救ってくれるのはこういうところなんだと思うので経験できるチャンスがあればとことん突き詰めて行ってみてください。
必死になれるようなものを。
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