感情は関節に溜まる

役者さんは感情について考え自分と役の感情の相違を研究します。
こうやって役作りをしていきます。
※人によって役作りは違いますが。
人間を演じる以上その時の感情をどう受け取るか、どう表現するかが役者さんの仕事ですが、僕たちも日常で自分の感情について日々感じているはずです。
気分がいいなぁとか
イライラするなぁとか
人に対して
機嫌がいいなぁこの人
なんか嫌なことでもあったのかな。とか
感情は普段から発散できていればいいのですがそんなわけにはいきませんよね?
いつでも発散できる環境に身を置きたいけど(笑)
人は我慢している時は体が固くなります。
緊張している時も感情を抑えられているので体が強張り(こわばり)ます。
感情が体を支配していることもあるのです。
この体の強張りは関節が固まることから生まれます。
ですので
感情は関節に溜まる
と言われています。
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感情が出てくるとどうなるのか

そもそも我慢していた感情が出てくるとどうなるのか。
一気に爆発して
「キレる」という症状が出てくるのを想像してしまいますが
そうなる前に感情をコントロールすることをしないといけません。
キレるとは
20年以上前に若者の間で使用された言葉で血管がキレるほど怒りに満ちている状態のことを言います。
この言葉が生まれてから
最近の若者はよくキレるなんて言葉を使われるようになりましたが
時代によって表現の仕方が違うだけで人間は自分の感情をコントロールする思考について何千年も使ってきました。
何千年も哲学者たちが考え抜いているのに自分の感情を理解できずコントロールできない人で溢れています。
日本でも古典落語や古典作品はよく欲望に負け感情に流されてしまう登場人物ばかりで構成されることが多くみられます。
自分の感情と向き合うことをしていればキレる前に対処が見えてくるのです。
感情を解放していると一気に解放されてキレることに繋がらないのか
我慢を日頃からしている人は感情解放が怖い感情に襲われます。
自分が自分じゃなくなりそうな感覚に教わるのです。
自分を抑えるために感情を我慢してきたのに解放したら自分は何をするかわからない。
自分がキレてしまうかもしれないという恐れです。
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人間の感情の根源は泣く
あなたは生まれてきた時どんな感情で生まれてきましたか!?
よっしゃ〜〜〜!ここから人生の始まりだ〜〜〜!
とやる気満々でしたか?
また悩む人生が始まるのか!?
と人生に絶望を持って生まれてきましたか?
ほとんどの人は覚えていないと思います(笑)
では生まれた時はどんな状態で生まれましたか?
大抵の人は泣いていたと思います。
その時の感情は悲しいでも怒りでもなくただ呼吸をするために泣いていました。
人間の一番初めての生きる表現方法は「泣く」です。
感情解放していると人はこの人間最初の行動に出ます。
泣く

もちろん全員ではないです。
心が緩みだしたら悲しくもないのに泣きたくなります。
すごく泣いた後ってなんだか心がスッキリしている経験はないですか?
そんな感じです。
経験済み(笑)
関節の緩め方

関節を緩めることで感情が出やすくなってくるので
自分が我慢しているなぁと思ったら関節を緩める体操をすることをお勧めします。
緩め方は
脱力状態で関節を大きく動かす
体を動かそうとすると力が少なからず必要です。
この力を最小限にします。
こうすることで脱力しながら動かすことができます。
椅子に座る
立ってでもできますが力を極力入れたくないので椅子に座る方がいいです。
座って力を抜きながら体を動かしていきます。
人は考え事をすると真っ先に首が固まる
感情解放しているとわかりやすいのですが
力を抜こう抜こうとしている人は頭で考えすぎて首の関節が動かなくなります。
関節を動かすのは首から動かす。
そして動きを止めない。
声を出すと力は抜ける
意味を持たない言葉
あ〜〜〜〜〜!って力を抜きながら体を動かします。
意味を持ってしまうと無意識にその言葉の意味を考えてしまうので何にも意味を持たない言葉の方が脱力の効果があります。
時間を決める

長時間する必要はありませんが深く脱力をしていると時間を忘れ瞑想状態に入ります。
1分でも5分でもいいので時間を決めてその時間を感情を向き合う時間に使います。
因みに噂ですがロバートデニーロやダスティンホフマンが通った
アメリカのアクターズスタジオでは3ヶ月の間感情解放をし自分の感情と向き合うそうです(笑)
流石にやばい!(笑)
まとめ

ここまで説明してきましたが感情解放を勧めているわけではありません。
自分が感情を我慢しているなぁと思ったら自分の体を見てみるとわかりやすく出ていますよ!ということです。
最近妙に肩こりませんか?
首が痛くありませんか?
肩が回しにくくなっていませんか?
それはもしかしたら単に運動不足なだけではないかもしれません。
運動をすると気分が晴れるというのはここからもきているのかもしれませんね。
体を動かしている人は自分の体の異常に気付きやすいのは感情の変化によって体の状態も変わるからです。
1日の終わりに脱力状態で体を動かしてみてはいかがでしょうか?
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