簡単にできる皮膚アプローチ
まず手首を軽く掴んで雑巾を絞るように左右へギュッギュっと動かしましょう。
この時に大切なのは強すぎない程度におこなうことです。
皮膚はかなりデリケートですぐに傷がついてしまいますので優しく始めます。
少し引っ張られていると感じる程度でおこなってください。

手首を10回程度絞ったら肘に向かって絞っていきます。
肘まできたら今度は脇に向かっていきます。
力一杯絞ると疲れてしまうので優しくで大丈夫です。
手の甲も握って左右へ絞るのもかなり筋肉を緩めるのに効果的です。
絞った途端に腕が軽くなるのを感じるはずですのでゆっくりとおこなってみてください。
どこでもできるエクササイズ

このエクサアイズの利点は場所を選ばずにできるというところです。
電車に乗っている時に自分の手首を掴んでギュッギュとやってみる。
手首をやって体が柔らかくなるのか?と疑問に思った方もいらっしゃると思いますが、全ては繋がっていると考えてみてください。
手首の皮膚を柔らかくする
手首周りの筋膜や筋肉や動かしやすくなる
前後にある指と肘の皮膚が動かしやすくなる
指や肘が動かしやすくなると肩や首も動かしやすくなる
といった具合に一つアプローチをかけると他の箇所にも影響が現れるのです。
試しに手首から肘にかけて皮膚を絞ってみてください。
腕が軽くなるのが感じられるはずです。
ストレッチだけでは体は柔らかくならない!?

体をほぐすにはストレッチをしなくてはいけませんが、急にストレッチをしても筋肉は伸びてくれないことがあります。
特に普段から体を動かさずストレッチをしていない人にはなかなかほぐれてくれません。
その理由としては普段から体を動かせていない人は筋肉を伸ばす準備ができておらず固っている状態だからです。
そのため運動不足の人がいきなり運動をすると転んだりして怪我をしてしまいます。
体を柔らかくしたくてストレッチを開始してもなかなか変化が見られないことがあります。それは筋肉に大きな負荷を与えているのが原因です。
体が固くなってしまう原因

一つは体は健康になるために動いてくれるのではなくその人に都合のいい体になってくれていることを忘れてはいけません。
都合のいい体とは、普段から体を動かす必要のない人は体を柔らかくする必要がありません。
体はそのように判断してしまい体を固めてしまうんです。
体は動かないほうが体力温存になりますからね。
お腹の脂肪も同じことが言えます。
脂肪を無くしたと思っていてもお腹周りの筋トレをしていないとお腹の脂肪は取れません。
お腹は人間の体の中で唯一骨がない場所です。
お腹の中は内臓が入っています。
この大切な内臓を守るのは筋肉と脂肪のどちらかしかありません。
守る筋肉がないので脂肪が蓄えられていきます。
もう一つが体が固くなってしまう原因の一つに筋膜の癒着(ゆちゃく)があります。
体の中が脱水状態になることによって体の中が接着剤のようになり筋膜と隣接している筋肉や皮膚にくっついてしまうんです。
筋肉と皮膚が固まってしまうと老廃物も流れなくなり体のむくみが取れず疲れも取れなくなるということが起こってきます。
体が柔らかくならない理由はストレッチのやり方だけではなく水分不足も原因の一つだということです。
皮膚が固くなると肌の老化も促進してしまう

え!?と驚いた方もいるかもしれませんが皮膚の状態を見て理解していきましょう。
動かないとはどういうことか。
先にも言った通り筋肉や筋膜が動かなくなったことで老廃物が溜まる。
はい。ここです。
老廃物が溜まった状態で固まってしまうと細胞の生まれ変わりも遅くなります。
シワができる状況も同じです。
おでこのシワ、ほうれい線、笑いジワなどのシワはその人の個性を表す一つですが、表情があまり動かないことでシワになる部分に老廃物が溜まっていきます。
ここでは身体を柔らかくすることを書いているページなので他で書きますが、要は体だけではなく体全体柔らかくしないと様々な問題が浮き出てきますよ。ということなのです。
【まとめ】ストレッチする前に行うべきただ一つのアプローチ

開脚していきなり前屈をして痛い思いをする前にすることが皮膚を動かすことです。
筋肉の前に皮膚が固いと筋肉は動かすことができません。
自分の体を見た時に筋肉はどこからどこまで繋がっているかなんてのはなかなか分かりません。
しかし皮膚は切れているところはなく全て繋がっています。
一つ緩むと他の部分も緩みやすくなっていくんです。
それは筋肉も同じですがわかりづらいので皮膚だけで考えてみてください。
皮膚が柔らかくなってくると老廃物も流れ細胞が活性化しやすくなり筋肉も動かしやすくなります。
顔も含め全身の皮膚を少しずつ動かしてみてくださいね。
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