勘違いがきっかけで夢が叶った!?サーカスに出演を 現実にした1つの習慣

簡単に叶えられないから夢である。みたいなものを目にしますよね。夢は夢のままでいいのだ。現実になる夢は夢ではない。って。そんなの嫌じゃないですか?夢は現実にしてなんぼ。

 

今回は実際に体験した「夢を現実のものにする思考術」をお伝えします。

 

アクロバットパフォーマーとしてサーカスに出演が決まった時、目の前の世界が変わりました。ショーに出たいと頭の中で強く思い描くようになって早3ヶ月後に日本を出発することになっていたんです。

 

「夢ってこんなに早く叶うものなの!?」物事の進み具合と思考がついていけませんでした。

 

 

やったことはただ1つ。【ショーに出演する準備をした】のです。

 

ショーに必要な体づくり。

 

何となくトレーニングするのではなくショーに必要だと思うスキルを身につける。

 

特殊なものではなく、腕立て、腹筋、背筋、懸垂などのごく普通のトレーニングです。

 

イメージがとても大切で、ショーに参加しているメンバーだと勘違いをしながらトレーニングをしていました。

 

 

「ショーに出てるパフォーマーだからやる必要がある」

 と自分に言い聞かせること。

 

要は勘違いが気持ちをプロ意識を高めてくれるんです。自分が弱いと思っているトレーニングもできるようにするためには何が必要か!というのがとても現実的に考えられるようになります。

 

できないからやるんだ。

 

マカオにあるフランコ・ドラゴーヌ演出「The House Of Dancing Water」に出演したいと思ってからすぐに現地に行きました。

 

まずは観なくては!日程を決め観にいくことを決めました。ただ観にいくのではないのです。

 

観にいく前にすることがあります。「自分を知ってもらう」。

僕はファンじゃない。アーティストだ。気持ちを強く持つことが自分をさらに前へ促してくれます。

 

英語の履歴書とアーティスト映像作り。まずは自分がどんな人間なのかを書面と映像で表すことが大切です。

 

履歴書を作るときに必要なことがあります。ただ自分がやってきたことやできることを羅列するのではなく、先方のカンパニーに寄り添った資料作り。

 

この情報すごいかもしれないけど必要ないよね?となってしまってはもったいないです。

 

どうして自分があなたのカンパニーに必要なのかを表すには説得力が不可欠です。

 

自分の売り方というやつですね。昔声優の専門学校に通っているときに養成所に行くための面談があったんです。

 

当時履歴書なんて書いたことがなかったので、自分ができることを書いていました。

 

僕が得意だったのはお喋りではなく体を動かすこと。「特技:バック転」と書きました。

 試験管はすかさず「このバック転は声優には必要ないよね?」「…あ、はい…。」

 

今の時代では声優さんもバック転が必要な時がある可能性がありますが、当時はまだ声優さんが表にそんなに多く立っていなかった時代でした。

 

 

The House Of Dancing Waterはアジア人がラストシーンで剣舞を披露する演出になっていました。

 

カンパニーに送る動画の中で今まで撮り溜めていた剣舞を盛り込み、観てもらうことにしたんです。

 

アジア人で剣舞ができてアクロバット、ワイヤーアクションができる人間となってショーに合っているのは自分ですよと演出したんです。(笑)

  

 

僕の周りにいるアクロバットパフォーマーの仲間たちはスキルも高く、なんでもできる人間が多い。僕なんかよりもできる人が多いんです。

 

現地で活動してみてわかったのは日本人のスキルは高い。

 

サーカスに出演している人たちが低いと言ってるわけではないんです。日本人は負けてない。誰も負けてないんです。

 

もちろん、生まれ育ったものがあるから体の大きさや筋肉や反射スピードなどは多少の差はあるかもしれない。それでも世界についていくポテンシャルの高さには自信を持っていいと確信しました。

 

体験してみて初めて勘違いが勘違いじゃないことがわかったんです。

 

しかし、サーカスの世界を知らない状態では何を確信の種にしたらいいかわからない。不安定なままトレーニングをすることになってしまう。だったら大いに勘違いをして挑戦してしまった方が行動力が増します。

  

 

最後に僕が一番大切なことをお伝えします。

 

それは「人」です。

 

自分本位になって進んでいてはすぐに身も心も崩れます。

 

マカオに行きたいと思わせてくれた先輩がいて、カンパニーまで導いてくれた先輩がいる。必死にトレーニングを支えてくれた仲間もいた。離れ離れになりながら支えてくれた家族も。たくさんの人がいたから日本を離れ単身で挑戦することができました。

 

2022年7月現在僕は35歳。The House Of Dancing Waterに挑戦したのは32歳。今は日本でアクロバットパフォーマーをしたりMC、パーソナルトレーナーをしています。

 

日本に帰ってきてもお仕事をいただけることに感謝しています。マカオ生活はとても苦しくて刺激的でした。

 

夢をもう一度。現実にするために挑戦を開始します。

 

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