最近の人は夢がない

最近の人は夢がない
何年か前からこの言葉を聞くことがあります。
夢を持つことが普通だと思ってた世代もあって、子どもの頃から学校で「将来の夢」を無理やり書かされたことを思い出しました。
あれって、僕自身が考えてた夢ではなく大人に言われて書いた『夢』だったのではないだろうか‥‥。
自己啓発と小説を組み合わせた新しい分野の水野敬也さんの最新作が面白い。
最初にこのシリーズに出会ったのは10年以上前。
自己啓発に興味を持った時期に目に入り手に取ったことを覚えています。
この本を読み始めたときに普通の読書とは違う感覚に驚きを隠せませんでした。
僕自身、本を読むのが遅く疲れてしまって途中でやめてしまうことも少なくありませんでしたが、途中で止めることができなかったのです。
一気に読む進めていったのは良いか悪いかは別の話。
実はこの本の中の登場人物にはガネーシャと言う神様が現れます。
神様がストーリーを通して主人公に課題を出すのです。
読者と本の中の主人公と同じく課題をこなすことで、ガネーシャからの想いを受け取ることができるようになっていました。
1つ1つの課題をするまでは読み進めてはいけないルールがあるのですが、何分面白すぎて後ろめたさを感じながら読んでしまうのです。
水野敬也氏は文才だ

僕は文書の書き方はわかっていない。
国語もいい点数とったこともないし、論文など書いたこともない。
でも良い文章の違いはわかる。
読者を本の世界に引き込みずっと滞在させる本が良いものであろうと思います。
水野敬也氏の本は変態だ
真面目な顔して変人を頭の中に飼っている。
主人公とガネーシャの人格の違いをここまで書き表せられる人はどれだけいるのか。
夢を持たない青年が、本当の夢とは何なのかをガネーシャとの生活の中で見出していく姿と展開に何度裏切られたかわかりません。
読書が苦手な人。自分を見失いそうになりそうな人。人生を変えたいと思っている人。笑いたい人。
正直当てはまる人がたくさんありすぎてまさに【ズルい本】ではあるのですが、1度手にとってみてもいいかもしれません。
おすすめです。
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