毎日心が元気な状態を維持するのは至難の業ですよね。もちろん、明るく過ごしていきたいから自分を上機嫌にする方法を色々と試していく人も少なくないと思います。
しかし、友達や周りの人が落ち込んでいたり気分が沈んでいたりするのを見た時は、自分に試していた通りにできるわけではありません。
声をかけて気分を良くしてほしい。
今考えていることを教えてほしい。
慰めてあげたいけど人のことになると方法がわからない。
今回はそんな人のことを考えられる優しい人への「人の慰める方法」についてお話しさせて頂きます。
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1.本当の“話を聞く”とは
相手が話したいだけ話せる環境づくりをしてあげるということです。
大半相談というものは人の意見を求めていません。
アドバイスをください!と言われてもアドバイスがなぜ欲しいと思っているのかを聞くことに専念しましょう。
まずは最後まで話を聞いてください。
2.聞く時は目を見て安心感を与えてあげる
話を聞いてもらってるといった感情は目を見られているかで判断することが多くあります。
しっかり言葉を聞き逃さず聞いているとしても下を向いていたり目を合わせていないと話を聞いている姿勢は相手には伝わりません。
話を聞いてほしいという感情も打ち砕かれてしまいますので、優しく目を見ていてあげましょう。
3.“共感”の言葉を選ぶ
話を聞いてるだけで相槌が「うん、うん。」だけだと「本当に聞いてる?」と疑いたくなります。話に同意してくれたり気持ちに寄り添ってもらえているという気持ちにさせるためにも相槌の言葉を選んでいきましょう。
「そうだよね!」
「それは大変だよね。」
「そっか〜(しみじみ言う)」
計算高く会話しているように感じられますが、言葉選びは相談には必須です。ふとした瞬間に思ってもみないような癖が出るのが言葉です。日頃から気をつけて言葉選びをするようにしてみてください。
4.ポジティブな言葉は時には相手を傷つけることを知る
人は相談をする時にどんな言葉が欲しいのかと先に申し上げました。
大切なのは“共感”です。気をつけたいところは“共感”と“ポジティブ”は違う点。
「大丈夫」「気にしなくていいよ」などふと発してしまいそうな相手を気遣う言葉は、場合によっては相手を否定していることになります。
5.落ち込んでいる友達に対しての「大丈夫」は有効か
「大丈夫だよ!」というと悩んでいる人の気持ちを受け入れず跳ね返しているように思えることもあります。相談を受けている側は前向きな気持ちにさせようとしますが、相談者は言葉を跳ね返されると気持ちをわかってもらえていないという感覚に陥るのです。
ポジティブな言葉は相手の気持ちを見えなくしてしまうことがあるので気をつけましょう。
6.アドバイスは必要最低限以下にする
相談者は慰めの言葉やアドバイスが欲しいのではなく「ただ聞いて欲しい』という場合が多くあります。
自分の意見を伝えてアドバイスをしたくなる気持ちは控えておきましょう。
言葉を無理に選ぶ必要はなく、ただ相槌をするだけで良かったりすることもあります。要は相談者の気持ちをいかに受け取ったかが大切になるのです。
7.目的は解決ではなく気分転換
特に男性に多いのですが、相談されると話をすぐに解決に導こうとする傾向にあります。
急を要するものであれば解決してあげることも必要かもしれません。しかし話を聞いてもらいたい人にとっては解決してあげたい気持ちは逆効果になることもあります。優しく接しているはずが反感を食らう可能性も少なからずあるのです。
8.解決は自分でさせる
話を聞くということは相手に話させるということです。単純でわかりきっていることではありますが、話を聞いているのはあなただけではありません。どういうことかというと、話をしている相談者は自分の声を再度自分の耳で聞いていることになります。
つまり話し手1人聞き手が2人の状態なのです。
自分の言葉を再度耳に入れることによって脳が再認識し物事を理解し始めます。整理できてくると自分で解決の糸口を発見することも少なくありません。
相談に乗るということは実は、自分の言葉で再認識し相談者が自分で解決に導くということなのかもしれませんね。
まとめ
相談されるということはあなたを頼りにしているいう信頼の証です。話を聞く2人の時間を大切にしていきましょう。相手は勇気を持ってあなたに話しました。たとえ問題が解決できなくても一緒に悩んであげるだけで人は救われたりするのです。
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